インタビュー実施月:2024.01
会員証をアプリに移行し顧客とのつながりを強化
コミュニケーション手法の変更でオンラインショップの売上アップも実現
株式会社 ミス・パリ
会員証をアプリに移行し顧客とのつながりを強化
コミュニケーション手法の変更でオンラインショップの売上アップも実現
株式会社 ミス・パリ
株式会社 ミス・パリ
「心も体も美しく健やかな人づくり」を企業理念に掲げ、40年以上に渡りエステティック業界をリードしてきたミス・パリ・グループ。
男のエステ ダンディハウス、エステティック ミス・パリなどのエステティックサロンを国内外に98店舗展開しており、2022年9月、顧客コミュニケーション強化のために「matomaru」を導入いただきました。
長年培った確かなノウハウと革新的な取り組みを融合させることで、ミス・パリ・グループは常に業界の最前線を行く存在です。アプリ導入の狙いは、お客様との絆を一層深め、更なる飛躍を遂げることにありました。
本記事では、アプリ構築サービス「matomaru」の導入によりミス・パリ・グループ様が得た効果と、今後の展望について詳しくご紹介します。
- ご導入の動機
- ・会員証のデジタル化で顧客とのコミュニケーション強化と
利便性を向上 - ・オンラインショップへの誘導と販売促進
- ご活用方法
- ・アプリと会員システムの連携で、プラスチック製の会員証から
スマホアプリに変更し、キャンペーンや新店舗オープンなど、
さまざまな情報をリアルタイムで顧客に伝達 - ・アプリからオンラインショップへのスムーズな誘導
- 実際の効果
- ・オンラインショップの売上向上に大きく貢献
- ・お客様の利便性も向上し、ビジネスの活性化を実現
-「matomaru」導入のきっかけについてお聞かせください。
当初は、プラスチック製の会員証を利用していましたが、紛失やお忘れのリスクもありお客様にとっての利便性は十分とは言えませんでした。また、キャンペーンや新店舗オープンなどの情報を、リアルタイムでお客様に届けられていなかったことも課題のひとつでした。
アプリで会員証も情報配信も管理ができるようになれば、お客様の利便性向上と、よりスムーズなコミュニケーションを実現できるのではないかと考えました。
もともとアプリは使っておらず、販促の手段はWebサイトとSNSがメインでした。
そこで、会員証のデジタル化とリアルタイムでの情報配信を主な目的として「matomaru」の導入を決めました。
あわせて、アプリ上からオンラインショップへの誘導を行うことで、お客様の手間も少なくシームレスにお買い物ができるようにし、オンラインショップの利用率向上につなげたいと思ったことも導入理由のひとつです。
このような課題を、アプリを導入することで相互的に解決できないかと考えたことが検討のきっかけでした。
-実際に「matomaru」をどのように活用されていますか?
以下3つの機能をメインに活用しています。
●既存の会員証をアプリに移行
従来の会員証をアプリと連携させ、当サロンの会員証として活用しています。
受付時に会員証の提示が必要になるため、カウンセリングにお越しいただいた際にアプリをダウンロードいただくようご案内をし、アプリ会員証の登録をしていただいています。
●タイムリーな情報をプッシュ通知で配信
店舗の移転や営業時間変更のお知らせ、キャンペーン、新メニューなどの店舗情報を、プッシュ通知機能を活用し、タイムリーにお客様へお届けしています。
配信した情報は、アプリの「お知らせ」から一覧で確認ができるようにしており、お客様はいつでもご自身のタイミングで確認ができます。
●オンラインショップへのスムーズな誘導
アプリ内にオンラインショップへのリンクを設けています。アプリ から簡単にアクセスいただくことで、お客様に手間なくスムーズに商品を購入いただけるよう、導線づくりをしています。
-アプリ導入による効果はいかがですか?
キャンペーン情報の配信により、一定期間来店のなかったお客様に再度ご来店いただけるようになり、リピート率の向上につながりました。オンラインショップの売上アップにも大きく貢献しています。プッシュ通知で営業変更などの重要情報をタイムリーにお客様に伝えられるため、混乱を防ぐこともできています。
また、アプリのデザイン性の高さから、会員様の利便性と満足度が大幅に向上したのも大きな成果です。ミス・パリ・グループでは、サロンで実際に使用している化粧品を自社オンラインショップで販売しています。今回、アプリとオンラインショップを連携し、スムーズにオンラインショップへ誘導できるようにした結果、来店されたお客様には、化粧品を手軽にご購入いただくことが可能になりました。施術で使用された商品をその場で確認・購入できるようになったことは、利便性が向上しただけでなく、オンラインショップの売上増加にもつながっています。
会員証をデジタル化し、利便性向上や会員情報管理の簡易化を図れたこと、会員様へリアルタイムで必要な情報をお届けできるようになったことが、最大の効果ではないかと実感しています。
-導入後の課題と今後の展望についてお聞かせください。
会員様にスムーズなお買い物をしていただくため、アプリからオンラインショップへアクセスできるようにしていますが、一時的にオンラインショップへの連携を非表示にした期間があり、そのときのオンラインショップのアクセス数が減少してしまったということがありました。
アプリを導入して以降、『オンラインショップを利用する時は、アプリからアクセスしてくださっているお客様が多い』ということに気づくきっかけとなりました。
アプリからオンラインショップへの導線を設置することは、アクセス数への影響だけでなく、お買い物をしてくださるお客様にとっても、利便性が高くなるということを実感しました。
今後もミス・パリ・グループでは「matomaru」の会員証機能とプッシュ配信機能を主軸に活用していく方針です。
また、当サロンには美容以外に健康を目的として通っていただいているお客様も多くいらっしゃるため、将来的には健康データもご確認いただける環境を構築して、総合的に役立つアプリにできればと考えています。
運用担当者の一言
管理画面も細かく分かれているのでわかりやすく、スムーズに運営できています。また、アプリのデザインを大きく変えることができ、非常に見やすくなり、顧客の利便性もアップしました。現在のアプリ利用者数の増加やオンラインショップへのコンバージョンを見ていると、積極的にアプリを活用してくださっているお客様が日々いらっしゃることがわかり、顧客満足度の高まりを実感しています。
インタビューを終えて
ミス・パリ・グループ様のインタビューを通じて明らかになったのは、適切なコミュニケーションが顧客との確かな信頼関係を築き、来店客数増加と継続的な支持につながるということでした。アプリを活用しお客様とのコミュニケーションを図り、より的確に顧客ニーズを把握することで 、売上アップと既存顧客のリピート率向上に貢献できているようです。
美容サロン市場における新規顧客開拓が難しい状況で、リピーター確保が経営課題となる中、ミス・パリ・グループ様はコミュニケーション重視の戦略が功を奏したと言えるでしょう。
デジタル化で顧客接点の拡大を図り、効果的なコミュニケーションを実現することはロイヤリティの高い顧客獲得の近道です。「matomaru」の活用は、ミス・パリ・グループ様のように、顧客コミュニケーション強化を目指す企業にとって最適なツールのひとつといえます。